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糖尿病
糖尿病は、インスリンというホルモンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖の値=血糖値が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。
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脂質異常症
脂質異常症とは、血液中の脂質である悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多過ぎる、あるいは善玉(HDL)コレステロールが少なすぎる、などの状態を示す病気のことです。LDLコレステロールは、余分なコレステロールを血管の壁に沈着させ、動脈硬化を起こします。
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高血圧
血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈を流れる際に動脈の内側にかかる圧力のことです。血圧は体のすべての血管にありますが、普通は動脈特に上腕動脈の圧力を意味します。よく、血圧の"上"とか"下"という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」のことで、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。
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尿検査での異常
健康診断や人間ドックでは、必ず尿検査を行います。これは、尿の中に含まれてはいけない成分がまじっていないか調べることで、隠れた病気を発見するためおこなうものです。尿検査は、血液検査などとは違って非侵襲的に簡単に採取でき、得られる情報も多い検査です。また検尿は簡単で安価な検査ですが、とても大切な検査です。
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腎不全
腎不全とは腎臓の機能が低下する状態のことを言います。腎機能の低下が進行すると、体内から老廃物がうまく排泄されなくなり、さらに末期の腎不全になると人工透析や腎臓移植を受けなければならなくなります。腎不全は徐々に進行し、最終的には腎機能を失ってしまったり心血管疾患を引き起こしたりするなど、命にもかかわってくる病気です。
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むくみ
むくみとは、皮膚の下に余分な水分が溜まった状態のことを言います。人間の体のおよそ60%は水分で、そのうち40%は細胞内(細胞内液)に、20%は細胞外(細胞外液)にあります。このうち、細胞外液がむくみに関わってきます。むくみは医学的には浮腫といい、足の甲や、足のすねなどで浮腫の有無や程度を判断します。